今回は「10人中、1人が参考にならなかった」お話をします。
といってしまうと、読まなくなりそうなので、言い直しますね。
今回は「10人中、9人が参考になった」お話をします。
少しは興味を持っていただけたでしょうか?
実は人間は、はじめの問いかけと数学的には言っていることは同じでも、
言い方を変えるだけで、行動が大きく変わってくるのです。
同じ意味でも言い方を変えるだけで行動が変わる?
もう少し例をあげてみましょう。
例えば、あなたが3年後に死んでしまう重病にかかったとします。
そして、その重病を治す手術を受けるか受けないかの選択を迫られたとしましょう。
そこで担当の医師から、
「これから行う手術は1000人中、600人がお亡くなりになりました」
と言われたときは手術を受ける人は少なくなるでしょう。しかし、
「これから行う手術は1000人中、400人が助かりました」
と言われると、最初の問いかけをされたときよりも、
手術を受けようかなと前向きに思う人が多くなるでしょう。
この2つの質問は数学的には意味が同じです。
しかし、「亡くなる」ことから「助かる」ことに視点を変えたただけで、
患者に「手術を受けようかな」という気持ちにすることができるのです。
このように
情報の意味が同じであったとしても、選択する人の問題の視点によって、
行動の結果が変わってくる現象を「フレーミング効果」と言います。
選択する人の心理(フレーミング)を理解し、うまく応用することで、
売上が何倍も変わってくるのです。
36,000円の商品が350円のカフェ代で購入できる!?
フレーミング効果をだいたい理解してきたところで、
実際にどう使っていくかに焦点を当ててみましょう。
私たちの身近な例であげると、分割払いがあります。
「こちらの商品は36,000円です。」
と言われて、ちょっと高いかなと思っても、
「2年間の分割払いができます。つまり、
月々1500円でこちらの商品をご提供できます。
1週間にするとたったの350円、1週間に1回のカフェ代だけで
あなたのものになります」
と言われると、ちょっと考えてしまいますよね。
でも、これも数学的には同じことを言っているのです。
つまり、「高いから買わない」と顧客に思われている視点を
「安いから買う」という視点に変えることは簡単にできるんです。
あなたの商品の視点を180度変えてみよう
「フレーミング効果」は一度、理解してしまえば、
今この瞬間からあなたの商品やサービスの視点を変えることができます。
「値段が高いからお客様に言って断られるのが怖い」
「商品やサービスを気に入ってもらえても、購入までつながらない」
そんな悩みからもうおさらばできるのです。
ポイントは視点を変えること。
あなたの素敵な商品やサービスでお客様の「ありがとう」が増えることを
心から応援しております。
それではまた。