ストーリーを使ってもっと読者を引き込んでみてはいかがでしょうか。
そんなときは、現在でも映画や小説など多くのストーリーであふれていますが、古くは紀元前1000年以上前から神話というストーリーが語り継がれてきました。
そんな3000年以上も人類を魅了し続けてきたストーリーが、アフィリエイトにも有効だという話もよく聞きますよね。
でも、どうやってストーリーを書いていいか分からないという方も意外と多いんです。
そこで今回は、
神話から人気映画まで幅広く使われているストーリーの王道と、誰でもできるストーリー作りのコツをお伝えします。
目次
ストーリーとは
そもそもストーリーって何だとおもいますか?
ストーリーとは、事実を並べたものではなく「時間の流れと変化」です。
たとえば、
” アフィリエイトはブログやメルマガで見込み客を集めて、アフィリエイトリンクをクリックあるいは購入してもらうビジネスです。”
というのは「事実」だけが書かれているので、ストーリーではありません。
ではこんな風に書くとどうでしょうか。
” なかなか稼げなかったアフィリエイトブログだったけど、取材までして書いた記事がTwitterで奇跡のバズ(多くの人がシェアして広まること)発生。共感した人が次々にアフィリエイトリンクをクリックしてくれて、たった1日で10万円の報酬になりました。”
このように時間の流れと変化があると、ストーリーになり読まれやすくなります。
ではどうやってストーリーをアフィリエイトに生かしていけばいいのでしょうか。
ストーリーテリングと疑似体験脳
アフィリエイトで読者に購入してもらうためのコツのひとつに、
「悩みが解決する疑似体験」をしてもらうという方法があります。
無料のアプリを使っていて、思わず有料版に切り替えたことはありませんか?体験することで初めてその価値に気付き、購入してしまうというのはよくある話です。
シャンプーなどの試供品やスーパーの試食、服屋での試着などがいい例ですね。
とはいえブログでお客さんに試供品を渡すことはできません。
でも実は、文章だけでも疑似体験をしてもらう方法があるんです。
それが、
ストーリーを語ること=ストーリーテリングです。
ある研究でストーリーを語っている「話し手」と「聞き手」の脳を測定しました。
「話し手」は喜んだり何かを思い出したりしたときに、脳の感情や記憶の部分が活性化します。 「聞き手」がそのストーリーを聴いているとき、「話し手」の脳と同じ場所が同じタイミングで活性化したのです。
まるで自分がその場所にいてそう感じているように。
これを『共感』と言います。
ストーリーテリングの起源は、まだ文字もない時代に火を囲んで語り合ったことが始まりだと言われています。 『共感』の機能は互いのストーリーを疑似体験し、病気や災害など危険に対応していたなごりから発達したのです。
つまり『共感』とはただ聴いて感動しているだけでなく、脳がその状況を疑似体験して学習しているんですね。
ストーリーを書くことでアフィリエイトの成約率があがるというのは、この疑似体験が商品購入のハードルを下げるからなんです。
では、どうすれば共感してもらえるストーリーが書けるのでしょうか。
大切なのはあなたの成功ストーリー
「共感」を得るには3つの前提があります。
・「悩み」を持つ人だけをターゲットにする
・「悩み」を理解する
・あなたの「成功ストーリー」を最後まで読ませる
「悩み」を持つ人をターゲットにしないと、悩みを「解決」できるアフィリエイト商品をオススメできませんよね。
さらに、あなたが「悩み」をしっかり理解していないと、ストーリーに違和感を感じさせてしまいます。
十分に下調べしたうえで、あなたの成功ストーリーを書きましょう。
なぜ成功ストーリーを書くかというと、アフィリエイトブログでは「悩み」を「解決」したい人がターゲットだからです。
”わたしはこんな失敗をして悲しい想いをしているので、あなたは商品を買って成功してね。” と言われても、まずお前がやれよって思いませんか?
だからあなたが先に悩みを解決したリーダーであり、読者の悩みを解決するお手伝いができる人だと知ってもらうことが大切なのです。
問題は最後まで読ませること。 映画やマンガと違って、読みたくて読んでくれているわけではありません。むしろセールスならできれば読みたくないとさへ思っています。
そこで紹介したいのが、成功ストーリーで感動されやすいパターンでもある「三幕構成」です。
成功ストーリーと「三幕構成」
「三幕構成」は果ては神話から現在ではハリウッド映画や漫画・小説など、数多くの名作に見られる成功ストーリーの構成です。意識して使われているというよりは、大ヒットした作品の多くが三幕構成になっているという統計のようなものです。
つまり、 多くの人が三幕構成の作品に惹き込まれ感動しているということです。
三幕構成がどういうものか見ていきましょう。
「悩み」を持つ主人公の日常に変化があり、「悩み」と向き合い「解決」する決心をし、最大の試練を乗り越え幸せを掴むという展開です。
この表のようにストーリーを3つの展開に分けてメリハリをつけていきます。 詳しく見ていきましょう。
第一幕…「悩み」を具体的にイメージさせる
「悩み」と「解決する商品」が決まったら、あなたの経験から同じ「悩み」を持ったエピソードを書いてみましょう。何年前なのか、どんな状態だったのか、なぜイヤだったのか・・・
ストーリーは詳細に宿るという言葉もありますので、イメージしやすいよう具体的に伝えてみましょう。
ここで読者がイメージできれば、第二幕以降の展開で惹き込まれる可能性が高まります。
あなたがアフィリエイトで売りたいのは、商品ではなくお客さんの理想の未来です。商品を買えば変われる可能性のあるお客さんをイメージして「悩み」を深く書ければ、自然と共感されますし、商品を買えばどう変わっていくのかを疑似体験してもらいやすくなります。
第二幕…「悩み」との決別宣言と挑戦
あなたが「悩み」を抱えていた状況から、「悩み」に本気で向かい合い覚悟を決める場面です。
なぜあなたが「悩み」に本気で立ち向かわなければならなくなったのか。そこから、どのようにして「解決方法」を手に入れ、実際にどう行動していくのか。
本気で「悩み」に立ち向かうストーリーを見た” 悩める読者 ”の脳でも、本気で「悩み」と向きあう覚悟を決め、行動している疑似体験をすることになります。
あなたが「悩み」を抱えていたころに葛藤や覚悟があったなら、詳しく伝えてあげましょう。” 悩める読者 “の背中を押してあげることにつながりますよ。
第三幕…クライマックスとエンディング
あなたが「解決」に向けて行動を起こし、簡単ではなかったけれどようやく「解決」し、幸せな生活を手に入れる場面です。
行動を起こせない「第一幕」
行動を起こすけれど上手くいかない「第二幕」
色々学び気づき、ようやく解決し幸せな生活が始まる「第三幕」
まさによく見る映画やマンガの展開ですよね。
シリアスやホラーな展開が好きな人もいますが、いざ自分が主人公になったとしたらハッピーエンドを望みます。
だからこそ、あなたが悩みを解決した経験者として、成功体験をプレゼントしてあげてください。
ただし、成功した場面で終わってしまってはもったいないです。 なぜなら、” 悩める読者 “は解決した後にある幸せな生活を求めているから。
だからこそ、エンディングとして解決したあとに起きた幸せな出来事を教えてあげましょう。
そして最後にハッキリと伝えてください。
「次は、あなたの番です」と。
三幕構成で書くと成功ストーリーとして最後まで読ませやすくなりますが、
さらに三幕それぞれを最後まで読み切らせるコツをお伝えします。
ABT型(そして・しかし・したがって)を意識する
飽きられる文章としてAAA型(And-そして、And-そして、And-そして)というものがあります。
たとえば、
” 3年前の冬から大阪に住んでいて、(そして)仕事を始めたばかりでした。(そして)給料もそんなに高くなく、(そして)自由も少ない生活・・・。(そして)それから~~~”
こんな風に、あまりにもAnd(そして)が続くと「つまらない」ストーリーになると、元ハーバード大学教授でハリウッド映画監督に転身したランディ・オルソン氏はいいます。
「つまらない」ストーリーの対極にあるのが、展開が変わりすぎて「混乱する」ストーリー。
そして、
「つまらない」と「混乱」のちょうど中間にあるものが「面白い」ストーリーです。
オルソン氏が提唱する「面白い」ストーリーの書き方が、ABT型の文章です。
A … And(そして)
B … But(しかし)
T … Therefore(したがって)
たとえば、
人は単純な話の流れには飽きてしまいます。
<そして>
歴史の授業を思い出してもらえれば分かりやすいのですが、事実だけを淡々と語っていく先生の授業では熟睡率も高まります。
<しかし>
歴史をABT型のようにハラハラさせてくれるストーリーを語ってくれる先生の授業は大人気でしたよね。
<したがって>
私たちもストーリーを扱うならABT型で語ることが大切になってきます。
こんな風に使うと自然な流れで、飽きずに読めると思いませんか?
ちなみに、この記事でも色んなところでABT型を使ってみましたので探してみて下さいね。
まとめ
アフィリエイトでストーリーを使うのは有効だといわれています。 あなたもストーリーに心を動かされて、メルマガ登録してしまったり商品を買ってしまった経験はありませんか?
それはストーリーに「共感」の効果があり、「書き手」のストーリーを疑似体験することによって登録や購入のハードルが下がるからです。
そうは言ってもストーリーを書くのってなんだか難しいと感じる人も多いですよね。 そんなときは成功ストーリーの王道パターンを使いましょう。
それが「三幕構成」です。
行動を起こせない「第一幕」
行動を起こすけれど上手くいかない「第二幕」
色々学び気づき、ようやく解決し幸せな生活が始まる「第三幕」
読者の感情を基準にこの3つの展開に分けて成功ストーリーを作ることで、最後まで読ませる効果があります。
三幕それぞれをより読み切らせやすくする「ABT型(そして、しかし、したがって)」をつかって、