コピーライターのなかむらです。
お店のメニュー名を決める時や商品名を決める時、「どう決めたらいいのかなー」と意外と悩むものです。
中には
「メニュー名なんてなんでもよくない?」
とおっしゃる方もいますが、そんなことはありません。
店頭にメニュー表をだしたり、黒板をだしているお店をよく見かけますが、メニュー表や黒板には「集客効果」があります。
お店にはいるかどうか、迷っている人の背中を押す力がメニュー表や黒板にはあります。
優れたメニュー名には集客効果があるわけです。
たとえば、
「奇跡のミルクを使った至高のカフェラテ」
と書かれているお店を見かけたら、コーヒーを飲みたい人は気になるでしょうし、足を止めて「飲んでみたいな」と思わせることができます。
たとえば、「イチゴパフェ」を「1年に3日しか採れない幻のイチゴを使ったパフェ」に変えたとしたら、いつもは3品しか頼まないお客さんが「このデザート美味しそう!」と4品目を注文することだってあります。
このように、メニュー名に魅力をだすことで、集客効果や売上を増やす効果が期待できます。
では、メニュー名を考える際、どのようなことに注意したらいいのか?
そこで今日は「思わず注文したくなるメニュータイトル3つのポイント」についてご紹介したいと思います。
5感を意識させる
メニュー名を見ただけで「美味しそう」と思わせるには、5感を意識させること。
これができるだけで、メニューが一気に魅力的になります。
たとえば、
・ほっぺたが落ちる牛ホホ肉の赤ワイン煮
・お箸では持てないとろとろビーフシチュー
などのように、料理をしている過程が見えたり、お箸で持っているシーンをイメージできるなど、5感を使って具体的にイメージさせることで、思わず「美味しそう」と感じるメニューになります。
・パラパラチャーハン
・黄金パラパラチャーハン
このように、同じチャーハンでも、少し言葉を足すだけで美味しそうに感じる効果があります。
これは飲食の話だけでなく、たとえばマッサージだとすれば、
「30分マッサージ」よりも「肩こりをもみほぐす30分マッサージ」のほうが気持ちがよさそうに感じます。
話は戻りますが、重要なことは、「メニュー名だけで食べているシーンを想像させる」ということ。
そのために、5感を意識することを忘れないでください。
産地やこだわりをいれる
次のポイントは、産地やこだわりをメニューの中にいれることです。
たとえば、
・○○県産の黒鶏を使った唐揚げ
・名水で淹れるこだわりコーヒー
など、こだわりポイントや産地などをいれることで、料理の価値がグッとあがります。
「1日10食限定」などのように、限定性をだすのも効果があります。
「本日仕入れた築地直送の海鮮丼(10食限定)」などのように新鮮さと限定性をうまく組み合わせると、より魅力がでます。
「日本酒に合う」「ダイエットに最適」のように、その方の状況に合わせた言葉をいれるのも1つの方法です。
「ビールを飲むならまずはこれ!」と書かれてるメニューがあったら、ビールを頼むほとんどの人は気になります。
素材や調理法にこだわりがあるなら、ぜひメニューにも加えましょう。
「人」をだす
これはメニュー名というよりも、メニューの補足として使う言葉に使えるテクニックです。
たとえば、「お店オススメの杏仁豆腐」ではなく、「バイトのかっちゃんオススメ杏仁豆腐」のように個人をいれることで、信頼性が生まれやすくなります。
また、「バリスタが淹れるコーヒー」「〇〇大会優勝シェフが作るパリパリピザ」のように、作り手を強調するのもおすすめです。
それだけで料理の価値が上がりますし、料理もお店も魅力的になります。
思わず注文したくなるメニュータイトル3つのポイントまとめ
・産地やこだわりをいれる
・「人」をだす
いかがでしたでしょうか?
たかがメニュー名と思うかもしれませんが、そんなあなたにこそ試してみてほしいポイントです。
メニュー名だけで集客を増やすことも売上を増やすこともできます。
なにせ、私たちはメニュー表に書かれている「言葉」を見て、頼むものを決めていますからね。言葉が変われば頼むものも変わりますし、頼むものを増やすことだってできます。
1品だけでもいいので、ぜひお試しください。
文章の基本を学びたい方は以下の記事もオススメです。
■【文章の基本】人は感情でものを買い、理性で納得させる
■【集客コピーライティング】人を集めるための文章3つの基本
徹底的にブログ文章を極めたい方はこちらがオススメです。
■1記事で1万人を集めた「こぴたつ式」ブログ文章の書き方