コピーライターのひらいです。
10年前とは比べ物にならないほどインターネットが発達したおかげで、多くの人がブログを書くようになりました。すごく便利でありがたいことなのですが、ビジネスで活用するとなると、「利用者が増えれば、それだけライバルが増える」ということになります。
私は人の文章を読むのが仕事でもあるので、様々なブログを読んでいるのですが、「心に残る文章」と「心に残らない文章」があることに気がつきました。
「あれも、これも」では「何も」伝わらない
心に残らない文章の特徴はズバリ、「つめこみすぎ」です。あれも伝えよう、これも伝えようとするばかりに、読んでいる人が消化しきれない量の情報を書いてしまっているのです。
例えば、レストランに行ってコース料理を頼んだとしましょう。その時に、前菜からデザートまですべてステーキだったら消化しきれませんよね?笑 「読んでいる人に役立つ情報を届けよう」とする気持ちは素晴らしいですが、本当に読み手のことを考えるのであれば、情報の量にこだわるのではなくて「きちんと伝わるかどうか」という視点も必要です。
具体的にどうすればいいかというと、「1つの記事では1つの話題しか書かない」ということです。
少しイメージしてほしいのですが、小学校のときの校長先生の話を思い出してください。すごく長いわりには面白くなくて何も心に残りませんよね?笑 あれはなぜかというと、思いついたことを長々と話しているからです。「結局何を言いたいのか」があやふやなため、聞いている人の心に何も残らないのです。
これは自己紹介でも同じです。たまになんですが、名刺に「これでもか!」というくらい肩書きを書いている方がいらっしゃいます。「◯◯スクール認定」「一般社団法人△△ ●●」「■■コンサルタント」などです。資格や免許をとることが悪いわけではありませんが、様々なことを伝えられても結局、「あの人って何の人だったけ?」としかなりません。
たくさんの情報を伝えても、受け手としては消化しきれないのです。
1記事1話題で頭の中も整理する
あなたの文章はどうでしょうか。1つの記事に対して色々な話題をつめこんではいないでしょうか。1つの話題に絞ることで、何について書いてあるのかがわかりやすくなります。これは読み手にとってメリットがあるわけではなく、書き手にとってもメリットがあります。
文章を書くことにまだ慣れていない方から「書いていると、途中で何がいいたいかわからなくなるんです」と言われることがあります。そういった状況になるのは、「何について書くか」「何を伝えるか」ということを決めていないからです。「この記事ではコレを伝えよう」とゴールを決めていれば、ブレることがなくなります。
「伝えることはいつも1つ」ということをいつも頭におきながらブログを書いてください。すると、すっきりと読みやすい文章になるでしょう。そして、その方が読み手の心に残る文章になります。他の人と差別化をしてブログを成長させていってください。
ブログの書き方についてはこの記事も参考にしてください。
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