あなたの周りに、何時間も集中力を持続し続け、あっという間に仕事を終わらせてしまう人いませんか?
実は彼らって、本当は何時間も集中しているわけではないんです。
「え?何言ってるんですか?現に何時間も集中力を切らさずに作業してるじゃないですか」
もしかしたらあなたはそんな風に思うかもしれません。ですが、人の脳の構造的に、何時間もずっと集中し続けるのってほぼ不可能。
じゃあ彼らはなぜ何時間も集中しているように見えるのでしょうか。
それは、ある集中テクニックを無意識のうちに使っているからなのです。
今回はその集中テクニックについて記事にしていきます。この記事を読み、集中テクニックを手に入れれば、あなたの仕事はかなり捗るようになるでしょう。
目次
集中力ある人が無意識で持つテクニック
早速ですが本題です。
集中力があるように見える人たちはどんなテクニックを使っているのでしょうか?
それはズバリ
「集中と集中の間に短い休憩を入れる」
というテクニック。
言い換えるなら、短い集中を何度も繰り返しているのです。
たとえば、
サッカーで90分間フルで集中し続けている選手はいません。サイドラインを割ったり、プレーが止まる段階で必ず一度集中を解いています。
野球だと特に顕著で、投手が一球投げるたびにプレーが途切れ、集中も解かれます。
一見、集中力に優れているような一流の人たちは、ずっと集中しているわけではなく、ここぞという場面で深い集中力を発揮しているのです。
25分+5分=長時間集中
実はこの短い集中の繰り返しを、仕事に落とし込んだものがあります。
それは「ポモドーロテクニック」。
フランチェスコシリロ・シリロという作家が発案したテクニックで、ポモドーロというトマト型のキッチンタイマーからとった名前です。
このテクニックでは、「25分の集中と5分の休憩」を1セットにまとめてあります。
「25分+5分」のサイクルにするメリットは5つ。
- 25分という短い時間を設定することで、集中力を使い切らない環境を作れる
- 集中力が残った状態で強制的に休憩を挟むことで、「もう少し作業を進めたい」「続きが気になる」という気持ちを引き起こす。
- 休憩で脳が情報を整理してくれ、新しいアイデアが湧きやすくなる
- 終わりを意識することで作業効率が上がる
- 30分単位なのでスケジュールを組みやすい
メリットが分かったところで、やり方を見てみましょう。
ポモドーロテクニックのやり方
では、具体的なポモドーロテクニックのやり方を見ていきましょう。
1.脳の容量を空ける
もしあなたが心配事や先のスケジュールのことを考えていると、脳はそれだけで容量を使い集中力を消費してしまいます。それだと勿体無いですよね。まずは頭の中にあることを紙に書き出して、脳の容量を空けましょう。
2.タイマーを用意
25分測れるタイマーを用意しましょう。スマホでも良いですが、視界に入ると集中力を持っていかれるので、ちゃんとしたタイマーの方がオススメです。もしスマホを使うなら、視界に入らない位置に置き、通知も来ないようにしましょう。
3.25分の作業に取り掛かる
タイマーをスタートさせて作業に取りかかります。ここでは一切余計なことは考えず、目の前の仕事に集中してください。ちなみに25分は、本当にあっという間に過ぎてゆきます。
4.5分休憩
タイマーが鳴ったら5分間の休憩です。この時のポイントは、作業は絶対に進めないこと。少し歩いたり、立ち上がって伸びをしたりして、血を巡らせるのがオススメです。脳まで血が回るようにしましょう。
5.3と4を繰り返す
目的の作業が終わるまで3,4を繰り返しましょう。
ポイントは、取り組むのは一つの作業だけにすることです。できる限り目の前の作業に集中力を割り当てます。他に気になることが浮かんだりした場合は、メモ帳などに残すなどして、余計な情報に集中力を割くのを防ぎましょう。
まとめ
以上、「長時間集中できる人が無意識に使っているテクニック」の内容でした。
時間は誰にも平等に与えられています。
長さを変えることはできません。
しかし、集中力を上げて濃密な時を過ごすことで、時間の質を変えることは可能です。
ぜひ、長時間集中のテクニックを用いて、良い質の時間を手に入れて、あなたの望む未来を手に入れてください。