コピーライターのなかむらです。
人を集めるということは、ビジネスの基本になります。
イベントをやるにしても、来店を促すにしても、人を集めたいわけです。
しかし、私たちは小学校の授業でも、大学の授業でも「人を集める」ことについて教わっていません。会社にはいってからでさえ、教わることがない。
では、「人を集める」には何が必要なのか?
コピーライティングの目線から、「人を集めるための3つの基本」についてご紹介していきます。
期待を裏切られると人は動く
想定していた期待と現実の差が広がれば広がるほど、人が行動を起こします。
別の言い方をすると、ギャップや驚きを作る。または、アンバランスを起こすほど効果があります。
人間の行動というのはとても単純で、期待と現実の差からしか生まれません。
「男性用ランジェリー」
これはあるキャッチコピーですが、男性用の下着を売っているわけではありません。女性用の下着をプレゼントしたいと考えている男性向けのキャッチコピーで、反応率がかなり高いです。
ランジェリーと言えば女性の下着を想像しますが、そこに「男性用」とつけることでギャップが生まれています。その差が行動を促します。
たとえば、ダイエット商品を売るイベントを開催するとします。
「ダイエットをお考えの方はぜひお越しください!」という文章で来客を促しても、あまり効果は期待できません。
なぜなら、想像を超えていないから。
そうではなく、予想を上回る文章にする必要があります。
「その場でくびれ作り体験ができます」
「デートの前にひと痩せしていきませんか?」
これらは一例ですが、相手の普段の予想や期待を裏切ることが重要です。その差が大きいほど人は行動を起こします。
変わる未来を想像させる
何かを変えたいから人は動きます。
・自分の体型を変えてモテるようになりたい
・腸の調子を整え、毎朝すっきりとうんちがでるようになりたい
・新しい人脈を作って仕事の受注を増やしたい
このような「変えたい未来」があるから、人は行動を起こします。現状のままでいい、という人は動きません。(動く必要がない)
ですが、現状に満足していない人は、何か変えたいものがあります。自分の変えたいものが実現できそうだと感じたとき、人は行動を起こします。
そのためには、「未来をみせること」または「未来を想像させること」。
枕を売るなら、熟睡して朝すっきりと目覚めている未来をみせる。
便秘薬を売るなら、快便で、すがすがしい姿をイメージさせる。
相手に理想の姿や未来をイメージさせられるかどうか、が重要です。
緊急性を高めること
いつでも手にはいるものには価値を感じません。行動も起きません。
以前に「スノッブ効果」というものをご紹介しましたが、なかなか手にはいらないものだと感じると、人は行動する傾向があります。
「やばい、なくなっちゃう」「早く行かなきゃ」と感じると、行動が早まります。
これはコピーライティングの基本でもありますが、緊急性・限定性は人を動かします。
「残り○○」
「今月いっぱいまで」
「○○人限定」
など、緊急性をだすことを意識するだけで、集客効果が生まれます。文章の基本ですが、非常に重要なテクニックです。
まとめ
・期待と現実の差が大きくなると、人は行動を起こす
・変えたい未来をイメージできると人は行動を起こす
・緊急性や限定性を感じると人は行動を起こす
いかがだったでしょうか。
「人を集める」には、まず相手の心を動かす必要があります。
今回ご紹介したものはあくまで基本ですが、1つ1つが効果のあるテクニックなので、ぜひお使いください。