コピーライターのなかむらです。
今日ご紹介するお話は「釣り」のお話です。
「え?釣りの話なんて興味ないんですけど」と思いましたか?
おっしゃることはよくわかりますが、焦らないでください。
別に釣り方の話をするわけではありません。釣り竿の話でもありません。
売れる文章を書くためのお話です。
ただ、そのためにはどうしても「釣り」のお話をご紹介する必要があるのです。
この先を読み進めていけば、
「あー、なるほどね」
と文章の本質を理解することができます。
釣れるつり人と釣れない釣り人の違い
1つ質問です。
「よく釣れる釣り人と釣れない釣り人の違いが何かわかりますか?」
いかがでしょうか。
実は、この質問の答えに売れる文章の秘密が隠れています。
ちなみに答えは、
「魚の気持ちがわかるかどうか」の違いです。
よく釣れる人は、自分を「釣り人」と思っていません。
では、何と思っているのか?
自分のことを「魚」だと思っています。
逆に釣れない釣り人は、自分のことを「釣り人」だと思っています。これが大きな違いです。
アメリカの実業家、デール・カーネギーは次のように語っています。
「私はいちごミルクが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える」
魚を釣るには、魚の好きな食べものを考え、生活リズムを考え、行動の習性を考える必要があります。
魚の気持ちを一番よくわかっているのは誰でしょうか?
水族館の人でしょうか。研究者?博士?どれも違いますね。
魚の気持ちを一番理解しているのは「魚」ですね。
だから、よく釣れる釣り人は自分のことを「魚」だと思っています。
だから、魚のことがよくわかり、他の人よりも釣ることができます。
では、売れるコピーライターは、、、
「売れるコピーライターは他の人と何が違うのか?」
ここまでくると、もうおわかりかもしれません。
そうです、コピーライターは自分のことを「セールスレターを書く人」とは思っていません。
自分のことを「お客様」だと思っています。
もう少し言い換えると、自分のことを「お客様」だと思い、自分に宛てて文章を書いているような感覚です。
「それ、本当なの?」と疑う気持ちもよくわかりますが、
そうしないと、売れる文章は書けないのです。
自分が好きだからと言って、同じものを相手も好きだとは限りません。
あなたがラーメンの味噌味が好きで「これ美味しいです」とすすめたとしても、あなたのお客様は味噌味が好きではなく、醤油味が大好物かもしれません。
あなたのお客様が普段何を考えているのか、解決したいことは何か、他の人に言えない悩みは何か。
それを知っているのはお客様です。
売れるコピーライター=お客様
だから、売れるコピーライターは「お客様」になる必要があります。
気持ちを理解し、悩みを理解し、欲を理解する。
「お客様になる」ことが、売れるコピーライターに求められる鉄則です。
「そんなこと言ったって、お客様になれるわけないじゃん」
とお考えですか?
もちろん私たちはお客様になれません。脳を入れ替えることもできません。
ですので、私たちがするべきことは
「もっともっともっとお客様を理解する」
ということなんです。
お客様の行動、思考、悩み、不安、その全てを理解する。そのために、
・アンケートをとる
・お客様が普段読みそうな本や雑誌を読む
・お客様の普段の行動と同じことをしてみる
・ダイエットで悩んでいるなら、自分もダイエットをしてみる
などなど、普段からお客様に歩み寄るクセをつける。
すると、お客様が理解できるようになり、いい文章が書けるようになります。
文章の鉄則であり、効果抜群の方法ですので、小さいことからでもいいのでぜひお試しください。
(手っ取り早いのはアンケートです)
お客様について、さらに理解を深める場合はこちらの記事が参考になります。
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