コピーライターのなかむらです。
いい文章を書く鉄則の1つに「お客様を理解する」というものがあります。
そして、お客様を理解するには「人間の欲を理解する」ことが必要になります。
そこで、今日は売れる文章を書くために必要な「人間の欲」について、ご紹介したいと思います。
目次
人の習性・考え方には3つのパターンがある
人がモノを買うときや、目標を達成したいとき、3つの習性があると言われています。
お金を使いたくない
たとえば、ダイエットをしたい人は、100万円もかけてダイエットをしたくはありません。
できるだけお金をかけずに、いや、できることなら1円もかけずに痩せたいと考えています。
人は、基本的にお金を使いたくありません。
時間をかけたくない(すぐに結果が欲しい)
たとえば、3年後に効果がでるダイエット食品があったとしたら、買うでしょうか。おそらく買いませんね。
でも、「3日で効果がでるダイエット食品」ならどうでしょう。
興味がでると思いますし、もしかしたら買ってしまうかもしれません。
このように、人は極力時間をかけたくないと考えています。
いい方を変えると、すぐに結果がでるものが欲しいわけです。
努力をしたくない(ラクしたい)
「このダイエット器具を使って、血のにじむような努力さえすれば、必ず痩せられます」
と言われて、ダイエット器具を進められたら、買いますか?
おそらく買いませんねw
血のにじむような努力はしたくないですからね。
でも、
「寝ながら痩せるダイエット器具」なら欲しいですよね。
人は目標を達成するためだとしても、できるだけ努力をしたくないと考えています。
むしろラクをして結果をだしたいのです。
では、ここまでの話を整理します。
このような商品が売られていたとしても、おそらく買いませんね。
では、次のような商品だったらどうでしょう。
これなら買いたいですね。
少し大げさな例をあげましたが、人は
「お金を使いたくない」「時間をかけたくない」「努力をしたくない」
という、「欲の3つの習性」があります。
お客さんを集めるにしても、商品を売るにしても、受注を増やすにしても、
この3つを理解していないといい文章は書けません。
たとえ丸裸になっても覚えておきたいほど、この3つは重要です。
では、次です。
欲の特徴を理解する
これまでの説明で、「お客さんってワガママだよな」と思われたかもしれませんが、それが人です。
まずは「ワガママだ」ということを理解すること。
次に理解するのが、「欲の特徴」です。
もっともっと欲しくなる
たとえば、年収1億円の人に、
「もっと収入増やしたいんですか?」と聞くと、ほとんどの人が「はい」と答えます。
一般的に見れば、もう十分だと思いますが、それでも本人はもっと欲しいと答えます。
単純なようですが、「もっと欲しい」という欲を持っています。
人の欲は永遠に続く
「十分痩せてるのに、まだ痩せたいの?」と思ってしまう人は周りにいないでしょうか。
きれいなのに、もっときれいになりたい。
痩せてるのに、もっと痩せたい。
たとえば、高校球児がプロを目指し、レギュラーを目指し、優勝を目指し、大リーグを目指すなど、夢や目標が続いていくように、人の欲もまた続いていきます。
痩せることに満足したら、今度はネイルにお金をかけたり、洋服にお金をかけたりなど、満たしたい欲の種類が変わっていくこともあります。
いずれにしても、人の欲は続いていく、ということです。
欲は「量」から「質」に変わる
たとえば、貧乏でいつもお腹が空いている人は、とにかくなんでもいいから食べ物が欲しいと考えます。
そして、収入が増え、食べられることが当たり前になると、今度は「多少高くてもいいから美味しいものが食べたい」と考えるようになります。
このように、欲は「量」から「質」に変わります。
「時計を持っていても、もっと高い時計が欲しい」
「どこにでも売っているものではなく、オーダーメイドの服が欲しい」
などなど。
ある程度満たされれば、より優れたものを求めるようになります。
これが欲の特徴です。
整理しますと、このようになります。
人の習性・考え方には3つのパターンがある
・お金を使いたくない
・時間をかけたくない
・努力をしたくない
人の欲には3つの特徴がある
・もっともっと欲しくなる
・人の欲は永遠に続く
・欲は「量」から「質」に変わる
このように、人の欲を理解しておくことで、お客さんを理解できるようになっていきます。
文章に限らず、ビジネスの基本となる知識です。
今日お伝えしたお話は「欲」の基礎となりますが、売れる文章を書くには必ず必要な知識です。
ぜひ、頭の中に詰め込んでおいてください。
欲についてさらに理解を深める場合はこちらの記事が参考になります。
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