あなたの商品、お客さまにちゃんと見られていますか?
素晴らしいものを作り、美しいホームページを立ち上げ、広告もたくさんうった。 きっと売れるに違いない。
そう思ったあなたの商品やサービスの売上は、どうですか?
「ものが良ければ売れるはずだ」
それは正しくもあり、間違ってもいます。
良いものが売れるのは、当たり前。 悪いものは買われませんし、リピーターも付きません。
ですが、まず、あなたの商品・サービスが良いのか悪いのか、お客さまは知りません。 その具体的な内容を知ってもらわなければなりません。
「ホームページさえ見てもらえれば・・・」
そう思って高い費用を払い広告を掲載することもあるでしょう。 その結果、確かに前よりは多くのユーザーに訪問してもらえるようになったかもしれません。
ただ、訪問数=売上ではないですよね。
・一度訪問したユーザーを、逃したくない
・寝ている間でも売上を増える仕組みを作りたい
・もっと、見られて、知られて、買われたい
そんなあなたの願いを叶えるのが、「ランディングページ」。
今日は、ランディングページの正体と、その具体的な書き方について、ご紹介します。
目次
ランディングページとは?
Landing Page(略してLP) = 着地するページ。
つまり、ユーザーが最初に着地(訪問)するページです。
このページは普通のホームページの1ページとは違い、1ページに商品やサービスの内容説明、問合せ、購入までが効果的な順序で書かれています。
メリットは、1ページに全てが集約されているため、他のページをクリックしているうちに閉じられてしまう可能性が低くなり、離脱が少なくて済むことがあげられます。
また、訪問したお客様が内容を読んで行動を起こしてくれること。
つまり、注文する、参加する、申し込む、購入するなどの、1つの行動を起こしてもらうことを目的としたページなので、効果的なランディングページを作ることが出来れば、自然とお客さまも売上も増えていくのです。
実際に、
このランディングページを作っただけで、あるいは、元あるページを効果的に作り変えただけで、売上が伸びたという例は数え切れないほどあります。
「売上げを上げるなんて、とっても難しそう、、、」
そう感じたかもしれませんが、安心してください。
これから、たった10のステップに沿って書くだけで、
お客さまに見てもらえ、知ってもらい、そして購入が増えていくページが作れるようになります。
準備はいいでしょうか。
それでは早速ステップ1からご説明していきます。
ランディングページの書き方
ステップ1 : 徹底的にリサーチする
LPを書く上で最も重要なのが、事前のリサーチです。
売る商品のことは熟知している。 そうかもしれません。
ですが、ここでリサーチするのは主に
② 自分の商品のこと
③ 他社の商品のこと
この3つについてです。
① お客さまのこと:
売る相手のことを知らずに、ものを売ることはできません。
商品やサービスを売りたいターゲットのことを、徹底的に調べます。
例えば、もしあなたが20代後半女性用の美容パックを売りたいとしましょう。
まず、20代後半女性のライフスタイルを検証して、彼女たちがどういう生活を送り、いつパックを使う可能性があり、それはどういうシチュエーションなのか、を調べます。
20代後半女性は何に悩み、何を解消したいのか?
美容パックをして、最終的にどうなりたいのか? 得たい感情や状態は何なのか?
彼女たちの何を満足させてあげられるのか?
調べていく中で、自分が売りたいターゲットと買ってくれそうなターゲットにずれを感じたら、どのターゲットに絞り込むかをしっかりと考えましょう。
② 自分の商品のこと:
自信をもって売りだせる、圧倒的な強みやウリを考えましょう。
素材なのか、サイズなのか、色なのか、香なのか、価格なのか、実績なのか、リピーター数なのか。
あらゆる面から考えていきます。
③ 他社の商品のこと:
自分の商品の強みを知るために、ライバルについても熟知している必要があります。
他社との違いは何なのか?
ヒット商品があれば、どこが売れるポイントなのか?
人気がなければ、どこが売れないポイントなのか?
などを徹底的に比較分析していきます。
他を知って己を知る。 そして何より重要なのが、「お客さまを知ること」なのです。
ステップ2:インパクトのあるファーストビューを作る
ファーストビューとは、ページのトップ部分のことです。
どのユーザーの目にも真っ先にとまるのがこの部分。
その先に続く商品についての情報や注文手順までを読みたいと思わせることが必須です。 だからこそ、この部分は重要です。
ここで、読み手に「この先が読みたい」「このページは必要な情報がありそう」と思わせる、効果的な方法を2つご紹介します。
① キャッチコピー
限られたスペースで最大限に伝えるためには、お客さまの心にささる言葉で興味性を刺激してあげる必要があります。
ポイントは、
短く簡潔に、得られる効果や状態をわかりやすく入れてあげること。
例えば、「疲れた肌を潤して、大好きな彼を虜にさせるときめきパック」。
この中には「トリガーワード」と呼ばれる、興味を惹きやすい言葉が入っているのですが、トリガーワードをいれるのも効果的です。
※キャッチコピーやトリガーワードなどについては、コチラをクリック
② ターゲットの写真
一目見て、自分向きの商品だと判断してもらうには、写真が効果的。
例えば、先の例の美容パックを売るページであれば、20代後半の女性の写真やイメージを挿入します。
これで50代の男性の写真が載っていたら、一瞬でとじられてしまいますよね。
ターゲットとなるお客さまに近い写真をいれるのがおススメです。
ステップ3:ストーリー性をもたせ、悩みに共感する
ファーストビューが決まったら、いよいよ本文を書き始めます。
早く商品の良さを伝えたいところですが、落ち着いて。
まずは、お客さまが抱えているであろう悩みを書き、共感する。
例えば、
「肌の乾燥、目立ってきたシワ、目元のくすみ、この年になると気になり始めますよね。
私もここ数年同じ悩みを抱えていて、高いクリームを試しましたが効果がでず、友達に肌のカサカサどうしたの?と聞かれたり、彼にいつも疲れた顔しているね、と指摘されたり。 わかります、ホント辛いですよね。」
というように共感できる部分を述べることで、
「この人私と同じことで悩んでたんだー」
「そうそう、そうなんだよね。この人わかってるじゃない」
と読み手が続きを読んでくれやすくなりますし、悩みに共感すると安心感を与えることができます。
ストーリー性や実体験を持たせると、読みやすく気持ちが入りやすいというメリットもあります。
ステップ4:商品を紹介する
あなたの商品を使うことで、お客さまが得られるメリットや、解消できる悩みを詳しく説明してあげましょう。
”ステップ1”でリサーチした、商品の強みとライバル商品との違いを盛り込むと、あなたの商品・サービスの良さが引き立ち、魅力をより一層アピールできます。
これが欲しい!とお客さまに思ってもらうには、製品の良さに加え、お客さまが製品を使ったことで最終的に得られる「ベネフィット」にも触れてあげると効果的。
「肌が乾燥しなくなり、シワやくすみも解消できます」
だけではなく、
「肌が美しくなれば、大好きなあの人をドキッとさせられちゃうかも?」
「面接や転職活動で好印象を与えて、内定をとりましょう」
というように、ターゲットにした人が得たい最終的な感情や状態を、書いてあげましょう。
※ベネフィットについてはコチラをクリック。
ステップ5:お客様の声・評価・実績を入れる
売り手(あなた)からの商品に対する評価を一方的に伝えても、少し説得力に欠けてしまいます。
口ではなんとでも言えますからね。ですが、お客さまは基本的に疑ってかかっています。
そこで、実際に商品を使用したお客さまからの感想や、効果を裏付ける実験結果、メディアへの掲載実績などがあれば、それも必ず入れるようにしましょう。
「一度使っただけで、肌がきれいになったねと言われました」
という実体験は、商品に対する信頼度をアップさせます。
「お客様満足度98.8%!」
「肌の保水量が使用後15%もアップ」
「モデルOOが雑誌OOで紹介しました」
という結果や実績が一文あるだけで、商品への期待度や購買意欲がググっとあがります。
ステップ6:よくある質問を載せる
お客さまが商品を買おうとしたとき、そして実際に購入して使用するときに、疑問に思いそうなことにはあらかじめ答えておきます。
Q & A形式で、簡潔にわかりやすく答えてあげることで、買いたいという欲求にかかる不安というブレーキをはずしてあげることができます。
ムリに絞り出す必要はありませんが、今までに寄せられた質問や、不鮮明な部分があれば、ここで補足してあげてください。
ステップ7:工夫して価格を表示する
お客さまが最も気になるポイントの1つが、価格です。
いくら良い商品でも、高すぎると思われては買ってもらえません。
だからといって値下げするわけにもいかず、悩むこともあると思いますが、要は、<安そう、お得そうに見える表示の仕方>をすればいいんです。
例えば、美容パックが10枚で3500円の商品だとします。
これを、お値段は10枚で3500円です、と普通に表示することもできますが、
「通常10枚で3980円のところを、今回だけ特別に3500円でご提供します」
ということもできます。
※嘘はいけませんが、少しでも値引きがある場合は、通常価格と比較してどれだけお得に買えるかというのを、具体的に数字で示すと効果的です。
また、「10枚で3500円」と聞くと少し高い感じがするかもしれませんが、「1枚350円、たったコーヒー1杯分」と書くだけで、よりお得感が伝わります。
これは「フレーミング効果」という、心理学を応用したテクニックの1つになります。
※フレーミング効果についてはコチラをクリック。
ステップ8:限定性を持たせる
良い商品なのはわかった、効果も信頼できるし、価格もお手頃だ。
そう思っていても、「購入はまたあとで・・・」と後回しにされると、注文には結びつきません。 そして、このケースは本当に多いです。
そこで、なぜ「今」買わなければならないのか?を明確に記載してあげましょう。
「期間限定」
「今だけ」
「先着O名様」
「豪華特典付き」
など、
今買わなければ損をするからこの瞬間に買う必要がある
と、お客さまが決断してくれるように、ここで後押しをします。
ステップ9:わかりやすく丁寧に購入の流れを説明する
購入方法が難しく、途中であきらめられてしまっては、今までの努力が水の泡に。
ですので、お客さまが迷わず、ストレスなく注文できるように、ステップ毎にわかりやすく、丁寧に、かつ簡潔に、購入手順を説明します。
注文/購入/申し込みボタンは、大きく、わかりやすく表示するとよいでしょう。色も大切です。
ステップ10:最後のまとめでラストアピール
最後に、お客さまに今まで伝えてきたことの中から、一番伝えたいこと、大切なことを要約します。 あなたからお客さまへの、ラストアピールです。
ここには新しい情報は入れず、長々とした説明も省き、
・なぜこの商品でなければならないのか
・何がお得なのか
・なぜ「今」買う必要があるのか
などを端的にまとめます。
ここまで読んでくれたお客さまに、最後のダメ押しをして、購入意欲をとことん刺激してあげましょう。
今注目の漫画スタイルLP
参考までにご紹介しますと、今、注目されているLPが、漫画をとりいれたLPです。
大塚食品、フォレスト出版、やずや、インフォトップ、などなど、大手企業まで続々と漫画スタイルのLPを採用し、売上をあげています。
・漫画の良さは、読者にとって親しみやすくわかりやすいため読まれやすい
・文章だけよりも読むハードルが下がり、ライバル会社とも差別化できる
と、その効果は多くの企業が実証済み。
印刷通販会社のラクスルは、この漫画スタイルを採用したことで、ページを訪問した人の問合せ・注文の割合(コンバージョン率といいます)がなんと2.9倍に伸びたんだとか。
ただ、これは「売れるランディングページになっている」ことが大前提の話で、さらによくするための方法が漫画を使う、ということなので、その点をお間違えなく。
まとめ
あなたの商品が見られる、知られる、買われていくようになるために、
ランディングページは大変効果的です。
この10のステップを基に、あなたの売りたいものに合わせてアレンジしながら、
お客さまを取り逃さない、売れるLPを作ってください。
実践なしには、効果なし。 まずはお客さまの徹底的なリサーチからですね。