ブログやSNSを使って集客やセールスをする場合、「告知文」が必要になります。
日々のできごとや自分の感情を表現することは得意でも、告知文も「自信がある!」と言い切れますか?
セミナーの案内にしろ、商品の案内にしろ、大切なポイントは同じです。
インターネットでビジネスをするにしても、もっとも大切なことは”人の気持ちを考えること”なのです。
お客さんが欲しいのは「商品」ではなく「感情」だ
例えば、あなたが電球を買ったとき。なぜ、その電球を買ったのでしょうか?「いやいや、そりゃ電球が欲しいからでしょ。」と思うかもしれません。
でも、本当は「部屋が暗くて不安な気持ちを味わいたくない」「暗い部屋を歩いて足の小指をぶつけて痛い思いをしたくない」という気持ちが隠されています。
そう、人が欲しいものは「モノ」ではなく「感情」なのです。
大切なのでもう1度言いますね。お客さまは商品を欲しいわけじゃない。 商品を手に入れることで得られる経験や感情、得られる状態、結果などの未来が欲しいだけなんです。
もちろん電球だったら、そこまで考えている人は少ないかもしれません。
それが電球ではなく、英会話スクールだったらどうでしょうか。本当に欲しいのは「英会話スクールに通う」ではないことに気づきませんか。 それでは一体何が欲しいのでしょうか。
売れる告知文をつくる3つの切り口
告知文を作るときに意識をしてほしい3つのことがあります。それが「ファクト」・「メリット」・「ベネフィット」です。 わかりやすいように1つ1つ説明していきますね。
①ファクト
ファクトとは「事実」のことです。誰が何を言おうとも変わらないものです。商品の性能やサービス内容が「ファクト」に該当します。 もしあなたの扱っているものが”日本一”や”世界初”などの場合は、ファクトを伝えるだけで魅力が伝わります。
②メリット
メリットとは「お客さんから見たときの商品やサービスの特徴」です。競合にはないウリの部分が「メリット」に該当します。 「なぜ、あなたのところで買わなければいけないのか?」という質問に答えると、メリットが見つかりやすいでしょう。
③ベネフィット
ベネフィットとは「お客さんが商品やサービスを購入したあとの未来や感情」を表現したものです。 上の例はあくまで一例です。もしかすると、「道を聞かれたときにサラッと答えられる」「憧れの地で日本語教師として働く夢を叶える」ことがベネフィットかもしれません。
ベネフィットの見つけ方は簡単です。「なぜ?」を繰り返していくと見つかります。
など、です。
ベネフィットは強力です。告知文でベネフィットを書けるかどうかで成果が変わるでしょう。
まとめ
売れる告知文をつくる3つの伝え方はいかがでしたか?「ベネフィット」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。 同じようにまだまだ「ファクト」しか伝えていない人も多くいます。そこから一歩抜け出すためにベネフィットを必ず書くようにしてください。
そして、お客さまは商品を欲しいわけじゃない。商品を手に入れることで得られる経験や感情、得られる状態、結果などの未来が欲しいだけということを忘れないでください。
基本的なことですが、「これを意識しただけで30万円の塾が2時間で売れた」という例もあります。 ブログを使って集客やセールスをするなら、告知文で売り上げが変わります。
もう一度、自分の文章を見直してみてくださいね。