禁止されると余計に興味を持ってしまう「カリギュラ効果」とは?【コピーライティング×心理学】


コピーライターのまつながです。DSC_0113

今回は、人の興味や関心についてのお話をします。

あなたは子供の頃、こんなことを言われたことがありませんでしたか?

「この場所に入ってはいけません!」
「これに触ってはいけません!」

しかし、これを守る子供は結構少なかったりします。

子供達は意味がわからないわけではありません。
ではなぜ、子供たちはこのような行動をとってしまうのでしょうか?

ダメと言われると余計見たくなってしまう?

これは何も子供だけに当てはまることではありません。SONY DSC

例えば、雑誌の袋とじ。

あまり興味がなかったとしても、ちょっとだけ気になってしまう人もいるのではないでしょうか。

この袋とじも「買わないと見てはダメ」と言われているのに近いと言えるでしょう。

しかし、私たちはなぜかダメと言われると、ついつい気になってしまいます。

実はこの現象は「カリギュラ効果」という、ダメ(禁止!)と言われると、余計にやりたくなってしまう心理が関係しているのです。

カリギュラ効果をうまく使って、顧客に興味を持ってもらう

このカリギュラ効果は、CMや袋とじ以外でも様々な場所で応用ができます。girls-685787_1280

例えば、身近な例をあげると、「絶対他の人に教えないでください!」というキャッチコピーがあります。

このキャッチコピーだけでも、噂(口コミ)される頻度が大きく変わります。

人は禁止されているタブーの情報に敏感なこともあり、広まるスピードも変わっていきます。

これを実際にコピーライティングに落としこむこともできます。

しかし、ただ単に禁止すればいいというわけでもありません。

ダイエット危惧を例に上げると、普通であれば、

「この器具を買えば、絶対にやせます!保証します!」というキャッチコピーになるでしょう。

このコピーをカリギュラ効果にちなんで「禁止」を意識したキャッチコピーにした場合、

「この器具は絶対に買わないでください。やせません。保証もしません。」

と書けばいいのかというと違います。

ポイントとしては、「◯◯の人でなければ、オススメです」というキャッチコピーが理想です。

例えば、「この器具を使って本気でトレーニングをしない人はお金の無駄ですので、ご遠慮下さい。その代わり、この器具を使って、本気で健康をつくりたいと考える人には、自信を持ってオススメできます!」

とすると、人は興味を持ってくれる可能性が高くなります。

このようにカリギュラ効果を意識して使うと、興味を持ってもらえるだけでなく、顧客側が「押し売りされた!」と思われることもなくなり、売る側も買う側も気持ちよくやりとりができるのです。

さて、あなたは商品やサービスはを誰に買ってもらいたいのでしょう?

そして、誰に買ってもらいたくないのでしょう?

一度、考えてみると、今の悩みを解決できるかもしれませんね。

それでは今日はこのへんで。


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