コピーライターのひらいです。
思わず人の視線をくぎづけにする、
人の心をつかんで自社をすきになってもらう、
そういったキャッチコピーをつけたいと思ったことはありませんか?
人の心を惹きつけるキャッチコピーを作る第一歩は
優れたキャッチコピーをみるところからはじまります。
心に残ったキャッチコピーをみつけて、
「なんで気になったんだろう?」と
考えることが大切です。
そこで、今回は企業が考え抜いた
キャッチコピーを紹介していきます。
気になったキャッチコピーは
「なぜ気になったのか?」を考えながら読み進めてください。
USP系のキャッチコピー
・「ご飯がおいしくなるスーパー、
いいものをどんどん安く」 ダイエー
・「地球上で最大級の品ぞろえ」 amazon
・「100人乗っても大丈夫」 イナバ物置
USPとはユニークセリングプロポジションの略。
「自社や自社製品が持つ独自の強み」と訳されることが多いです。
それだけでなく、「お客様に対するコミットメント」とも言えます。
お客様にこういった未来を約束します。
という宣言ですね。
また、大々的に約束をすることで、
その会社で働く人全員がキャッチコピーに
即した仕事をしなければなりません。
このキャッチコピーの特徴は外側だけでなく、
会社の内側にいる人にとっても効果のあるものなのです。
それは決して働く人をしばりつけているわけではなく、
その会社で働く喜びや誇りにもつながるのです。
ブランディング系のキャッチコピー
・「お口の恋人」 株式会社ロッテ
・「がんばる人の、がんばらない時間。」
株式会社ドトールコーヒー
・「やがていのちに変わるもの。」ミツカン
こういったキャッチコピーは企業の
ブランディングに使われることが多く、
自社のイメージや理念を反映するものになっています。
USP系のキャチコピーとは違い、
お客様へ何かを約束をしているものではありません。
そのため、生活者の目線でみれば
「なんとなくいい」で終わってしまいます。
しかし、そこからもう一歩踏みこんで
「なんでいいと感じたんだろう」
「作り手は何を考えていたんだろう」
ということも意識してみてください。
メッセージ性の強いキャッチコピー
・「お金で買えない価値がある」 マスターカード
・「no music no life」 タワーレコード
・「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
株式会社ファーストリテイリング
社会に対してメッセージを発し、
見る人の目をくぎつけにする方法です。
強烈なメッセージを発することで、
切れ味の鋭いキャッチコピーになります。
こういったキャッチコピーをつけることで、
「常に挑戦している」「革新的」といった
印象を与えることができます。
まとめ
企業のキャッチコピーを3つのタイプに
わけてみてきましたが、いかがでしょうか?
「あ、それ知ってる!」といったものから
「そういわれれば・・・」といったものまで
あったのではないでしょうか。
イナバ物置の「100人乗っても大丈夫」のように
誰にでもわかりやすく浸透しやすい
キャッチコピーを作ることは
簡単そうに見えて奥が深いものです。
しかし、企業の指針や働く人のモチベーションにかかわる
大切なキャッチコピーですから時間をかける価値はありますよね。
ポイントとしてはやはり
「強く、短く」ということです。
キャッチコピーは一瞬で刺さるもの
でなければ意味がありません。
はじめは文章になってしまっても構わないので、
何が言いたいかを書き出してみましょう。
その後、いらない文章をけずって、
一言に縮めることをお勧めします。
ぜひ、自分だけのキャッチコピーを作り出し、
お客様から選ばれる存在になってください。