コピーライターのひらいです。
前回のブログの内容を活かしているでしょうか。文章を書くことに関して初心者であっても、プロであっても効果的なノウハウをお伝えしました。
まとめると、以下の4つです。
1:雑誌の編集者になりきる
2:読者の疑問に先回りする
3:目を引くようなタイトルをつくる
4:トリガーワードを入れて人の目を引きやすくする
今回はその後半をお伝えします。
5:ワンメッセージ
ひとつの文章で伝えることはひとつにしましょう。
文章に気持ちが入るのは良いことですが、ついついテーマを詰め込んでしまいがちになります。
この記事についても「ブログを面白くする方法」を書いているつもりでも、いつの間にか最新のマーケティングテクニックなどを書いてしまいそうになります。
テーマが複数入ってしまうと、メッセージが弱くなり誰の印象にも残らない文章になります。メッセージ性ということであれば”ただの”日記も人の心に残りにくいでしょう。書き手にとって価値があるものでも、読み手にとって価値があるとは限りません。
「スタバに行ってきました」で終わるのではなく、「スタバでオススメのカスタマイズまとめ」「休日でも空いている都内の穴場スタバ」とすることでメッセージ性が強くなります。
文章で何かを伝えることはプレゼントに似ています。
相手が喜ぶものを選んで、キレイにラッピングをして、リボンをつけて渡してあげる。
そういった文章こそが、読み手の心に残るでしょう。
気持ちが入りすぎてテーマが複数になりそうなときは、記事を2つにわけましょう。
ひとつの文章で伝えることはひとつです。「ワンメッセージ」という法則を忘れないでください。
6:文章のリズムを意識する
文章の読みやすさはリズムによって決まるといっても過言ではありません。
良い文章とは初めから最後までスラスラと読めてしまう文章です。そのような文章に共通することは”リズム”です。
例えば、以下の2つを見比べてみてください。
A:
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『一年の計は元旦にあり』といわれますが、2015年の目標はたてましたか?小さなものから、大きなものまで、様々な目標が思い浮かぶでしょう。もちろん、すべての目標を達成できれば、何の問題もないのですが、そうはいっても、なかなか簡単にいかないものですよね。
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B:
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『一年の計は元旦にあり』といわれますが、2015年の目標はたてましたか?小さなものから大きなものまで、様々な目標が思い浮かぶでしょう。もちろんすべての目標を達成できれば何の問題もないのですが、そうはいってもなかなか簡単にいかないものですよね。
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AとBではどちらが読みやすかったでしょうか。
おそらくBの方が読みやすかったでしょう。Aの文章は必要以上に読点(、)が多く、読み進めようと思ってもつまづいてしまうような感覚になります。
読者によって読みやすくするために「、」を打つことは大切です。
しかし、「、」をはずしても意味が通じる場合は極力少ない方がいいでしょう。
その感覚がわからない方は音読がオススメです。音読をするときにつまった箇所は読む時もつまる可能性が高いからです。
◆改行をうまく使う
リズムを作る際のテクニックとして、「改行を使う」というものがあります。
Webライティングでは紙の文章とは違い、改行が多用されます。改行のない詰まった文章だと、「うわっ、文字が多いな」と思われて読者が去ってしまいます。
リズムを作るためにずっと同じ行数を続けないようにしましょう。
ずっと2行、2行で書くのではなく、1行の次は4行、3行の次は2行など不規則になるようにしてください。
日本人は規則正しい方が好きだと思われがちですが、Webライティングにはおいては逆だと思ってください。意図的に不規則になるようにしましょう。
7:難しい言葉は使わない
自分が知っていたとしても、読者が読んでわからない単語や表現は避けるようにしましょう。
意味のわからない単語が出てくると、読者の思考はストップします。思考がストップしてしまうと、「このページは難しいな〜」と言って他のページに去って行ってしまいます。特に女性はこの傾向が強いです。
そもそも文章を書く目的は「何かを伝えること」であって、知識をひけらかすためではありません。
自分の考えをより広げるためには誰にとってもわかりやすく書くことが大切です。
ひとつの基準として”小学生でも伝わるか”を意識してください。
難しいことをわかりやすく説明できることが本当のスキルです。
8:ひらがな、カタカナ、漢字のバランスに気をつける
細かい点ではありますが、Webライティングをしていく上では欠かせない要素です。
読者はパッと見た瞬間に「文字が多そう」「難しそう」と感じると、文章を読むことはありません。
例えば、
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細かい点ですが、情報発信をする上では必要不可欠な要素です。
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と、
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ちっちゃいことですが、ぶんしょうを書くときにはひらがなと漢字のかげんをしてください。
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では受ける印象が全く違うでしょう。
漢字が多いと固く見えますが、ひらがなが多すぎても読みにくい文章になってしまいます。
明確な基準はありませんが、読んでいて心地よいバランスを心がけてください。
「僕」を「ぼく」にしてみたり、「私」を「わたし」にするだけでも印象は柔らかくなります。
まとめ
2回にわたって『10倍面白くなるブログ術』をお伝えしてきました。
1:雑誌の編集者になりきる
2:読者の疑問に先回りする
3:目を引くようなタイトルをつくる
4:トリガーワードを入れて人の目を引きやすくする
5:ワンメッセージ
6:文章のリズムを意識する
7:難しい言葉は使わない
8:ひらがな、カタカナ、漢字のバランスに気をつける
全部で8個のネタをお伝えしましたが、すべてに共通することがあります。
それは「読者のことを考える」ということです。
どうしても書き手は伝えたい想いがあるので、説明することに一生懸命になりがちです。
そんなときに大切なことは読者の気持ちを考えることです。
読む人に意味が通じるか?
読み手へのメッセージは何か?
読み手が読みやすいようにリズムはあるか?
など、主語を相手にしましょう。
もし、ブログをいろんな人に読んでもらいたいと思うのであれば、読者のことを意識してください。