「気合いで売ってこいっ」
と熱血上司に怒鳴られても、気合いじゃどうにもならないことが多いですよね。
というより、気合いで売れる時代はとっくに終わってる。
口が立つ方じゃないし、営業していてもお客さんの方が上手いことを言ってるし・・・
ホームページを作っても反応は鈍いし、SNSもリアクションがなくて続かない。 電話営業なんてもってのほか。
さて、
営業とは、電話をかけることだけを言うのでしょうか?お客さんと会って話すこと?セールスメールを送ること?SNSで投稿すること?
色々とありますが、こんな営業スタイルもあります。
「ランディングページで売る」
これは、寝ている間にも勝手に営業してくれる、夢のような営業方法です。
しかも上手くやれば、23倍も成約率が上がったという事例もあるほど効果的なもの。
それが「ランディングページ」略して『LP』と呼ばれる方法です。
いったい「LP」とはどういったものなのでしょうか。
目次
24時間営業マン=LP(ランディングページ)
「LP」とは1枚のウェブページで、あなたがお客さんにして欲しい行動を「決断」してもらうための手法です。
そして、1度LPを作ってしまえば、たとえあなたが寝ていたとしても、あなたに代わってお客さんにセールスをしてくれる。 そんな24時間働いてくれる営業マンになってくれます。
ただ、LPを作るにはいくつかポイントがあります。
たとえば、あなたの商品は、どんなお客さんの悩みを解決しますか?
悩みを解決できるお客さんをピンポイントに絞って、「買ってください」と主張するのが『LP(ランディングページ)』です。
いやいや、たくさん売りたいし、多くの人に喜んでもらいたいんだけど・・・
気持ちは分かりますが、それ、商品が売れない一番の原因なんです。
商品が売れるポイントは5つあって、
2.問題を解決できる商品がある
3.困っているお客さんがその商品を発見する
4.お客さんがその商品で解決できると確信する
5.購入手段が明確
この段階をすべてクリアしないと売れないのです。
商品がすでにあるのなら、
「困っているお客さんがいるかどうか」
「どんな問題を解決できるのか」
を確認してみてください。
そのうえで、
困っているお客さんに商品を発見させてあげましょう。
お客さんが商品を発見できない限り、お客さんの悩みは解決できないのですから。
そこでまず、困っているお客さんに向けて、
「お客さんの悩みは解決できますよ」
と宣言してあげます。
これがキャッチコピー。
冒頭のタイトルですね。
ここでお客さんを掴めないと、誰も商品にすら気付かずに終わってしまいます。
明確なキャッチコピーを作って、必要とするお客さんに気付かせてあげましょう。
キャッチコピーができたら、次は本文を作っていきます。
商品が爆発的に売れるパターン 「新PASONAの法則」
「新PASONA(パソナ)の法則」とは、マーケティングの巨匠・神田昌典さんが提唱する売れる広告文の書き方です。
それも数多くの広告文を添削してきて、爆発的に売れるものをパターン化したものです。
以前あったPASONAの法則を2016年にバージョンアップしたものが「新PASONAの法則」
PASONAとは、
・Affinity(親近感)
・Solution(解決策)
・Offer(提案)
・Narrowing down(絞り込み)
・Action(行動)
以上の6つの頭文字を集めたものです。
この6つを押さえている広告文では、商品の売れ方が他のものとは圧倒的に違います。
それぞれ見ていきましょう。
Problem(問題)
お客さんの抱えている問題や欲求を明確にしていきます。
実は問題を抱えている人のほうが、解決するためにリスクを取りやすくなります。
たとえば、次の2択で、あなたならどちらを選びますか?
ii・3日後に50%の確率で、200万円 or 0円になる権利
多くの人がi・100万円がもらえる権利を選ぶのですが、
200万円の借金がある人だと、ii・200万円 or 0円を選んでしまうのです。
問題を解決したい心理をよくリサーチしましょう。
Affinity(親近感)
お客さんと同じ悩みや、同じ望みを持っていることを、ストーリーや五感を通じて描写します。
問題を抱えていることはとても大変なことです。
あなたの悩みをバカにする人と、「その気持ち分かります」と言ってくれる人、どちらから商品を買いたいですか?
あなた自身にも悩んだことがあったのならそのストーリーを語るのが効果的です。
Solution(解決策)
ここで初めて商品の登場です。
この商品であなたの悩みが解決することを伝えます。
しかし、お客さんは簡単には信じません。 なぜなら失敗したくないから。
そこで、いかに商品が効果的かを証明していく必要があります。 具体的な数字や、問題を解決できたお客様の声を載せると効果的です。
お客さんが思い浮かぶである疑問にも先回りして答えておく「Q&A」も載せておきましょう。
Offer(提案)
商品についての具体的な価格や提供方法、支払い方法などを明示しましょう。
ここでも出来る限り具体的に書いてください。
Narrowing down(絞り込み)
ここまで読んでくれた人の中で、購入してくれる人とそうでない人をふるいにかけます。
お客さんは最後まで迷うものです。
それが必ず自分の悩みを解決してくれるものであっても、「決断」するためにはある条件が必要なんです。
それは、
「今、買う必要があるかどうか」
未知の商品に、勇気をもって一歩踏み出せるかどうかは、「今しかない」と感じさせられるかどうかなんです。
そこで、「先着5名様に限り特典があります」など、決断するためのきっかけを用意してあげましょう。
Action(行動)
実際にどういう行動が必要なのかを伝えてあげましょう。
購入して使えばいいことは分かったけれど、どういう風に申し込んで、どうやって支払って、商品が届いたらまず何をしたらいいのか。
これが明確に分からなければ、折角の決断も躊躇に変わってしまいます。
「下のボタンをクリックして、申込フォームに記入してください。」
と、具体的な行動を促しましょう。
以上が、おおまかな「LP」の作り方です。
早速あなたの商品が、どんなお客さんの悩みを解決するか文章にしてみましょう。
まとめ
ある人いわく、
『LP作りはお客さんとの会話』
だそうです。
こちらからガンガン売り込んでいくものではなく、
お客さんが何に悩み、
どんな風に感じ、
どんなことに疑問を持つのか、
画面越しに対話するように作り上げていく、という意識が必要です。
押しの強さも営業なら、相手に寄り添うのも営業。
相手の言い分をすべて聞いてあげられるような「あなただからこそできるLP」は、最強の営業ツールの一つになるでしょう。
商品の強みを理解し、お客さんの悩みを把握し、解決できる商品を教えてあげて下さい。
問題を解決できたお客さんがファンになるのは間違いありませんよ。