コピーライターのひらいです。
前回の私の投稿では『コピーライティング初心者が意識すべき3つのこと』をお伝えしました。
・お客様は100%読まない
・お客様は100%信じない
・お客様は100%行動しない
ということです。
この3つはまぎれもなく、トップクラスのコピーライターも実践していることです。
しかし、コピーライティングを学び始めた方にとって、「この情報だけでなんとかしてくださいというのは難しい」というのが本音じゃないでしょうか。
そこで、1つ目の「お客様は100%読まない」を超える方法を具体的にお伝えします。
100%読まないなら、一瞬で視線を釘付けにする
現代人が1日に浴びている情報量は10年前の20倍といわれています。
あなたのお客さんも起きてからすぐにFacebookを見たり、通勤途中の電車でのCMなど、様々なところで情報を浴びています。
その人たちの意識をこちらに向かせるために一瞬でひきつけなければなりません。
それがキャッチコピーなのです。
それでは具体的な作り方を説明しますね。
①興味性を使う
・白いアヒル
・赤いカラス
この3つの動物の中で、どれか1つだけ見ることができるとしたら、どれを選ぶでしょうか。 おそらく「赤いカラス」に興味がわいたのではないでしょうか。
今までセミナーでこの問いかけをすると、90%以上の方が「赤いカラス」と答えます。
それは、なぜか。
「知らないから」です。
人間はもともと知っているものには興味を持ちません。
反対に、知らないものがあると、知ろうとします。
このテクニックは実際のお店や商品でも使われています。
黒ラーメン、白いタイヤキ、緑の日本酒、などがそうでしょう。
名前を聞いただけで、「えっ!なにそれ!?」という驚きを起こすのです。
そうすることで、視線を釘付けにすることができます。
作り方はすごく簡単です。反対要素の強い言葉を2つ並べるだけです。
例えば、「美人すぎる相撲取り」「カッチカチの豆腐」「真っ黒なペットボトル」などです。
すごく憧れている美人な女優さんがいたとして、 プロフィールに「昔は太っていた」と書いてあれば気になりませんか。
いつもは何気なく書いているキャッチコピーやタイトルも”どうすれば興味を引くことができるか”を意識してください。
②具体性を使う
人間は具体的にイメージできればできるほど、興味を持ち、行動に移すことができます。
そのためには具体的に書くことが必要なのです。
具体性とは「数字」です。
数字を使ってください。
1日と2週間の違いは説明しなくてもわかります。
500gと2.7kgもある程度イメージできますよね。
例えば、ブログの名前を考えた時、
「かおりのダイエットブログ」
よりも、
「30代が2週間で2.7kg減をするダイエットブログ」
の方が視線を奪うことができます。
さらには信憑性も増すのです。
具体的にイメージできると、興味を持つのです。
特に女性はイメージに弱いです。
これはキャッチコピーだけでなく、コピーライティング全体に言えることです。
とにかく具体的に書くようにしてください。
③ベネフィットを使う
「ベネフィット」を辞書で調べると、”利益”や”価値”という意味が出てきます。
コピーライティングの世界では”お客様が本当に求めていること”と訳されます。
少しわかりにくいと思うので、例を使って説明しますね。
================
『歯を白くするホワイトニング』
================
大学4年生の女性が歯医者にホワイトニングを受けに来ました。
さて、この女性が本当に求めていることは何でしょうか。 お金を払うかわりにもらいたいものです。
「ホワイトニングに来ているのだから、歯を白くしたいんじゃないですか?」
確かに間違いではないですが、女性が本当に求めているものではないでしょう。
もう一歩、踏み込んで考えてみてください。
なぜ、歯を白くしたいのでしょうか?
これがわかれば、あなたの文章は劇的に変わり、ビジネス自体が大きく上昇するでしょう。
例えば、
「歯を白くすることで、就職の面接での印象がよくなるからホワイトニングを受けにきた」
彼女は面接の印象をよくし、内定に有利になるように歯を白くするホワイトニングを受けた。
つまり、彼女は「内定」が欲しかったのです。 歯を白くすることには意味はありません。
ただ、歯が白いほうが人の印象はいいです。
「第一印象を良くして内定が欲しい」
「片思いの彼にきれいになったと言われたい」
だからわざわざ時間とお金を削って歯を白くしに行きます。
ここは重要です。もう1度言います。
ベネフィットとは、”その人が本当に求めている感情を動かす言葉”です。
ベネフィットはその人の感情を動かす言葉です。強烈です。
だから、その言葉を見ただけでお客さんはビクン!と反応します。
「内定率90%のホワイトニング」 
この言葉だけで就活生たちは反応します。ベネフィットはこれまで紹介した中で、最も強烈な言葉です。
普段から「お客さんのベネフィットは何か?」 を意識してください。
そうは言っても「お客さんのベネフィットなんてわからない」 という不安があるかもしれないので、ベネフィットを“簡単に”見つける魔法の質問を教えちゃいます。
お客さんの感情を揺さぶるベネフィットを見つける方法
「なんで?」を繰り返してください。
ダイエットサプリが欲しい・・・「なんで?」
→やせたいから・・・「なんで?」
→体のラインをすっきりとさせたいから・・・「なんで?」
→婚活パーティーできれいと言われたいから・・・
というように、「なんで?」を繰り返してください。
そうすれば、自然と「お客さんのベネフィット」が見つかります。
「あなたが会場を歩いた時、会場の男性から声をかけ続けられるでしょう。」
このような言葉で反応してしまうかもしれません。
ベネフィットを使ってください。
ここはコピーライティングの中でも非常に重要なので、絶対に忘れないようにしてください。
まとめ
「興味性」、「具体性」、「ベネフィット」、3つのテクニックをお伝えしました。 はじめからこのテクニックをうまく使える人はいません。
この記事を何度も見直しながら、タイトルやキャッチコピー、文章を修正してください。
意識して取り組めば、必ず自然にできるようになります。
あなたの文章を見てもらうために、この方法を使って1つ目の壁を乗り越えてください。