映画のキャッチコピーから学ぶ視線を釘付けにするコツとは?


映画

コピーライターのひらいです。

表現力や感性を磨くために映画を見るのですが、
あなたは映画をみますか?

「映画離れ」などが叫ばれていますが、
実は年間1000本近い映画が公開されています。

しかし、すべての作品がヒットはしません。

もちろん、映画そのものが興味をそそるかどうかも大切なのですが、
キャッチコピーが売り上げや来場者数を左右すると言われています。

そこで、日本で話題になった映画のキャッチコピーを
解説をまじえて紹介していきます。

「余命6ヶ月、一生分笑う。」最高の人生の見つけ方

「余命6ヶ月」というフレーズをいれることで、
この映画が急にリアルなものになります。

あなたもそうかもしれませんが、
誰しも死ぬコトはわかっていながらも
ありありとイメージできている人は少ないでしょう。

このキャッチコピーを見た人は
自分が余命6ヶ月だったら何をしよう
と、思わずイメージをしてしまうのです。

このフレーズを
他人のものではなく、自分ごとに置き換えて考えてしまうのです。

このキャッチコピーのポイントは「具体性」です。

人は抽象的なものだとイメージできず、
具体的であればあるほど、
イメージをしやすいと言われています。

例えば、

「ちょっと先にコンビニがあります。」
といわれるよりも、

「コンビニは徒歩5分の距離にあります」
と言われる方がイメージしやすいですよね。

キャッチコピーを含め、コピーライティングでは
とにかく具体的に書くことが大切です。

お客さんの頭の中で具体的に想像させればさせるほど、
人はイメージしやすくなります。

コピーライティングは具体的に想像させるステップ
ということを頭に入れておいてください。

「僕たちは、世界で一番美しい魂を、
 握りつぶそうとしていた。」グリーンマイル

このキャッチコピーは上のキャッチコピーと違って、
まったく具体的ではありません。

しかし、
ここにはあるテクニックが使われているため、
気になってしまうのです。

それは「ギャップを使う」ということです。

使い方は簡単で、
反対要素の強い言葉を並べるだけです。

グリーンマイルだと、
「世界で一番美しい魂」と「握りつぶす」です。

一般的に使われている例には

「美人」+「海女さん」=美人すぎる海女さん
「白」 +「たい焼き」=白いたい焼き

などがあります。

これは人間は知らないものがあると知ろうとする心理があり、
興味をもってしまうという仕組みです。

さらには、
「他のラーメン屋が不味く感じるほど、
 ここのラーメンはうまいんだよ」
とすることで、強調することもできます。

まとめ

2つのテクニックに共通するポイントは
「キャッチコピーで売り込まない」ということです。

キャッチコピーの役割はあくまでも興味をもってもらうことです。

「全米が泣いた」「興行収入3億円突破!」ではありきたりすぎますよね。

視線を釘付けにして、興味をもってもらうにはどうすればよいか
を考えなければならないのです。

キャッチコピーで興味をひきつけなければ、
それ以降の文章が読まれることはありません。

ご自身のキャッチコピーも人の興味をひくものになっているか、
一度見直してみてはいかがでしょうか。


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