コピーライターのまつながです。
コピーの文章を書いたことがある人であれば、「このコピーに興味を持ってくれた人はちゃんと最後まで読んでくれているのだろうか?」と感じたことがあるのではないでしょうか。
コピーは最初から最後までの流れを絶やさないことが大切です。もし興味をもってくれた人が途中でコピーを読むのをやめてしまったとすれば、それはあなたのコピーの流れが止まったことを意味します。
せっかく時間をかけてコピーを書くのであれば、最後まで読んでもらいたいもの。
今回はコピーを最後まで読んでもらうための秘訣をご説明します。
テレビから学ぶ 最後まで見てもらう秘密
テレビ番組には、コピーに通ずる秘訣がたくさん散りばめられています。
今回は、テレビドラマを例にあげてみます。
あなたは、最初から「ラストの結末」がわかっているテレビドラマを見たことがあるでしょうか?
おそらくないと思いますが、もし結末がわかっているドラマがあったとしたら、そのテレビドラマを見たいと思うでしょうか?
結末を知っているのであれば、よほどのことがない限り、見ようとは思わないと感じるでしょう。
もちろん、好きな芸能人が出ているとか、地元がロケ地になっているとかもあるかと思いますが、今回ははぶきます。
どのドラマも内容はある程度わかるものの、「そのドラマが見たい」と興味をもたせるようになっています。
コピーもこれとほとんど同じなのです。
「次はどうなるんだろう」「次を知りたい」「もしかしたら次は・・・」と思わせるコピーほど売り上げが上がります。
ドラマも、ラストだけめちゃくちゃ面白かったとしても、途中で見るのをやめてしまう人が多ければ視聴率も伸びないのです。
視聴率が高いドラマははじめから、次に期待をもたせるようにうまくつくりこまれているのです。
そして、コピーにも次を期待して、思わず読んでしまうようにする方法は次をご覧ください。
次が気になってしかたがないコピーをつくるには・・・
テレビドラマはプロがつくっているんだから、自分たちにできるはずがない。
そう思う方もいるかもしれませんね。
実はコピーの場合は、そんなに難しくはありません。
むしろ、やり方はとても簡単です。
各段落の最後に次のような言葉を入れてあげればいいのです。
・その理由は、こうです。
・この続きは次をご覧ください。
・ここから重要なポイントです。
・もちろん、それだけではありません。
・無論、これでおわりではないです。
え?これだけでいいの?と思ったかもしれませんが、やっていることはテレビとほとんど変わりません。
テレビだと、だいたいはCMの後に「このあと、日本初公開!お見のがしなく!チャンネルはそのまま!」と興味を持たせるようにしたり、ドラマでは各話の最後に急展開やその話だけでは解明できないような謎を入れたりしますよね。
そして、ここからが重要なポイントです。
読んで満足するのではなく、実際に自分のコピーに入れてみる
コピーライティングを学んでいると、「学んだけど、結局手をつけていない」という方も多いです。
だとすれば、上記に紹介した一文をあなたのコピーに早速入れてみましょう。
実際に入れてみなければ、何も変わりません。
もちろん、やりすぎは禁物ですが、たった一文を入れておくだけで、あなたのコピーの流れは変わります。
実際、この記事の各段落には、続きを読ませるための一文が組み込まれています。だからこそ、あなたはこの文を読んでいるのでしょう。
最初のキャッチコピーで興味を持ってもらったら、その興味を最後まで持続させるのがコピーです。
最後までしっかり読んでもらえるよう意識しつつ、興味をもたせる一文を組み込んでいきましょう。
興味をもたせるキャッチコピーをつくりたい方はこちらの記事をどうぞ