コピーライティングを使った「ノー」を「イエス」に変える3ステップ


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コピーライターのひらいです。

コピーライティングと聞くと「文字」や「文章」を想像する方が多いですが、それだけではありません。

”スピーチがうまい”と言われているオバマ大統領のスピーチも大学生のコピーライターが台本を書いています。

コピーライティングを身につければ、文章を書くだけでなく、スピーチや会話も上手くなります。ビジネスだけでなく人間関係や恋愛でも活かすことができますよ。

そこで、「ノー」を「イエス」に変えるためのステップを紹介します。

ステップ1:考えていることをそのまま言わない

考える

普段は思ったことをそのまま口にしていたことが多いと思います。 もちろんストレートに表現をした方が良いこともあります。

しかし、営業マンが「うちの会社が儲かるので買ってください」とは言わないでしょう。
気になる女性にいきなり「うちに来ない?」とは聞かないでしょう。

何かしらの良い結果を得ようと思った時は相手の「イエス」を引き出すために考えるはずです。 その結果、ストレートに伝えた方が良い結果を得られると判断した場合はそのまま伝えても大丈夫です。

ステップ1は”考えていることをそのまま言うのではなく立ち止まってみる”ことです。

ステップ2:相手の頭の中や気持ちを想像する

想像する

思ったことを言うのではなく、一度立ち止まった時に考えることは相手の頭の中や気持ちです。そして、自分が提案をした場合の結果です。 つまり、「このまま提案をしたら相手はどう感じるか、どう考えるか」ということです。

例えば、気になる女性に対して「デートをしてほしい」と思った場合。そのままストレートに伝えて相手がどういう反応をするか想像します。

「イエス」という結果を得られそうならば、そのまま伝えて大丈夫でしょう。 しかし、相手も好意を持ってくれていなければ、このまま伝えても「ノー」という返事が返ってくる確率が高いです。そう感じた時はまだ口にする段階ではありません。

では、どうするか?ですが、相手を理解することです。コピーライティングはインサイトが重要。コピーライターの言葉が刺さる理由 も参考にしてください)

上の例で言えば、女性の好きなもの、女性のキライなもの、普段のライフスタイルなどです。
もし、「流行りものが好き」「お肉が好き」という情報を持っていたとします。

ステップ3:相手のメリットと一致する提案をする

メリット

ビジネスでも恋愛でも大切なことは相手を主語にすることです。相手に「イエス」と言ってもらいたいのであれば、自分中心で考えていてはなかなか引き出すことはできないでしょう。

相手が「流行りものが好き」「お肉が好き」なのであれば、それに見合った提案をする必要があります。

最近ハワイで有名なステーキ屋さんができたんだけど、行かない?

といった表現になります。

改善前と比べてみると下のとおりです。

改善前:デートをしてくれませんか?
改善後:最近ハワイで有名なステーキ屋さんができたんだけど、行かない?


ただ思いついたことを口に出すよりは確率が高いと思いませんか?なぜなら、相手のメリットを満たしているからです。

相手のメリットは「流行りのお店でステーキが食べられること」であり、自分のメリットは「デートができること」です。 お互いのメリットを満たすような表現をすれば、イエスを引き出す確率は高くなります。

本当は「最近ハワイで有名なステーキ屋さんができたんだけど、行かない?(私とデートで)」という表現になるのですが、自分のメリットをわざわざ表現する必要はありません。 相手のメリットを表現することが大切です。

このような3ステップを踏むことで今まで以上に「イエス」をもらえる場面が増えます。

まとめ

コピーライティングはただ文章を書くだけでないことをわかっていただけましたか?話す、書く、という行為の前には”考える”ステップがあります。そのため、このステップはビジネスでも人間関係でも恋愛でも使うことができます。

はじめは時間がかかるかもしれませんが、気にしなくても大丈夫です。きちんと練習をすれば、慣れるにつれて自然とできるようになります。

どんなにすごい料理人でもはじめはレシピを見ます。3回、5回、10回と繰り返しているうちに、何も見ずに美味しく料理を作れるようになるのです。

どうしたら売れるだろう?→どうしたら買いたくなるのだろう?
どうしたらデートしてくれるだろう?→どうしたら食事に行きたくなるだろう?


と、相手を主語にするクセをつけてください。今までとは違った結果が得られることに驚くはずです。


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