コピーライターのなかむらです。
ブログを書いていると「もっと文章がうまくなりたい」と思ったり、
または「私の文章の何がいけないんだろう」と悩んでしまうことがあります。
「反面教師」という言葉がありますが、「読まれない残念な文章」を理解することで、自分の文章に活かすことができます。
そこで、2000以上のブログを見て感じた「残念なブログ文章の共通点」をご紹介したいと思います。
専門用語が多い
専門用語や難しい言葉を使っているブログは、共通して読者が少ないです。
特に専門家の人は、クセでついつい難しい言葉を使ってしまいます。ですが、専門家があたり前に使う言葉は、一般の人は使いません。
言葉の意味が理解できない、または見慣れない言葉を見ると、読む気持ちはなくなります。
論文が好きな人ならいいですが、一般の読者は論文を読みたいと思っていません。もっと楽な気持ちで情報を探しています。
難しい言葉は使わず、専門用語は使わないようにしましょう。
文章が長い
だらだらと長い文章はキレが悪く、読みにくいです。
たとえば、
これだと文章が長いです。これを短くしてみます。
このように、1文を短く切ってください。「〜が」「〜で」を使って文章をつなげてしまいがちですが、思い切って切った方が読みやすくなります。
できるだけ文章は短い方が読まれます。
漢字ばっかりの文章になっている
漢字が多いと、「読みにくそう」「難しそう」というイメージを持たれます。
逆にひらがなばかりだと、幼稚な文章に見られます。
漢字、ひらがな、カタカナをバランスよく使うことで、文章が読みやすくなります。
普段は漢字を使うことが当たり前かもしれませんが、それはビジネスにおける文章。
ブログで読まれるためには、「読みやすさ」が重要です。
文章の流れで「たとえば」とひらがなにしたり「例えば」と漢字を使ったり、バランスをみて使い分けることが大切です。
言いたいことが多すぎる
文章を書いていると、ついあれもこれもと書きたくなります。
ですが、それは話が長い親戚のおじさんのようなもので、読者にとっては嬉しくもなんともありません。
「結局何が言いたいんだよ!」と怒りすら感じるかもしれません。
言いたいことは絞ったほうが、読者に優しいです。記憶に残ります。
文章を書くとき、必ず言いたいことを絞ってから書き始めましょう。なんとなく書き始めると、脈絡のない、掴みどころのない文章になりますのでご注意を。
同じ語尾がつづき、飽きてくる
語尾が「です」「ます」が続くと、単調な文書になります。文章に飽きがでて眠くなります。
ですので、意図的に語尾は変えましょう。
「です」「ます」だけでなく、「でしょうか」「ありません」などと違う表現を使ったり、たまに言い切ってみたり。
語尾を変えることで文章にメリハリがつき、すーっと読みやすくなります。
語尾は意識して変えましょう。
色を使い過ぎている
これはブログを始めたばかりの人に多くみられる共通点です。
ブログは簡単に文字の色を変えられるため、「せっかくなので色をたくさん使ってみよう」と様々な色を使った文章にしてしまいます。
しかし、たくさんの色が使われた文章ほど読みにくいものはありません。
たとえば、7色のシャツを着ている人を見ると、目が疲れてしまいますよね。センスも感じません。
文章も同じで、使う色は限定したほうが読みやすく、センスもでます。
色を使う場合は3色までと決めましょう。黒も含めて3色です。
内容がつまらない
これはもう文章の書き方うんぬんの話ではありませんが、内容がつまらないです。
「そりゃそうですよなかむらさん」
と鼻で笑ってしまうかもしれませんが、これ、ホントに多いんです。
たとえば、日常を書いただけの日記ブログ。
その人の日常を知りたい人がどれだけいるのでしょうか?いませんね。
でも、知人が付き合いでコメントなどを残してくれるので、気分がよくなり、その事実に気付かずに書き続けてしまうのです。
あなたが世間の注目を集める、たとえばアイドルであれば、そのファンの人達は日常を知りたいと思うかもしれません。
しかし、アイドルがこのブログを読んでいるとは思えませんので、おそらくあなたはアイドルではないと思います。
それであれば、間違っても日記ブログなど書かないでください。読者が興味をそそられる内容でなければ読まれません。「読者が読みたい記事」です。
まとめ
それでは、残念で読まれない文章の共通点をおさらいしましょう。
・文章が長い
・漢字ばっかりの文章になっている
・言いたいことが多すぎる
・語尾が同じで飽きる
・色を使いすぎている
・内容がつまらない
いかがでしたでしょうか。
残念な文章の共通点を理解することで、自分の文章をレベルアップさせることができます。
読まれない文章にならないよう、この7つのポイントはぜひ抑えておいてください。決して真似しないよう、ご注意ください。