コピーライターのなかむらです。
時代が変わっても、色あせることのないマーケティング手法が「メールマーケティング」。
1つの商品が売れにくくなった今の時代においても、売上げに効果のある手法として、大手企業も注目しています。
また、同様に「人を集める効果」があるのもメールマーケティングの魅力。
このメールマーケティングにおいては、言うまでもなく「文章力」が大きく影響します。文章力次第では、成約率が10%以上にもなる。
そこで、メルマガを送る際に注意すべき「メールライティング」の5つの基本をご紹介していきます。
目次
パソコンの向こうにいる「人」を意識する
多くの人は、メールを送る際、「人」を意識しません。パソコンに向かっていると、人の姿が見えないので、つい「機械」を相手にしているような錯覚に捉われます。
そのため、気遣いや配慮が欠けた文章になります。しかし、あなたのメールを読むのはパソコンでもスマホでもなく「人」。
あなたの文章は誰に読ませても恥ずかしくない文章になっているでしょうか?友だちや家族に自信をもって読ませることができるでしょうか?
この問いに「イエス」と答えられないのなら、文章を考え直してみましょう。「読み手」を意識する必要があります。
あなたのパソコン画面の先に「人」がいることを忘れないでください。
タイトルだけで成約率が増える
多くの人は、メールを送れば見てくれる、と誤解しています。
しかし現実は厳しいもので、メールを送っても、そもそも開かれていないことがあります。あなたも全てのメールを1つ1つ熟読するとこがないように、多くの人は全てのメールをチェックしたりしません。
一般的なメールの開封率は20%前後と言われています。メールによっては10%以下のこともあります。
10人に1人しかメールを開かない。思っている以上にあなたのメールは開かれていません。
メールの開封率をあげるには、とにかく「タイトル」に力をいれること。しかも短いほどいい。タイトルが強力であればあるほど開封率が高くなり、成約率も自然と高くなります。
タイトルの考え方がわからない、という方はこちらが参考になります。
反応率アップ!効く「タイトル」を作る【4つの秘訣】とは?
それ以外のおすすめの方法を2つご紹介します。
迷惑メールから学ぶ
迷惑メールのタイトルはとてもよく考えられています。コピーライティングについてよく研究されています。
使い方を間違えていることは残念ではありますが、「こうすれば反応するのか」「思わずクリックしそうになった」など、タイトルの付け方は参考になります。
ヤフーニュースから学ぶ
ヤフートップ画面の「ニュース欄」の見出しは参考になります。
このニュース欄の見出しは「13文字以下でいかに興味をひくか」ということに特化しています。
この文章1つでクリック率が代わり、売上げが大きく変わるため、考え抜かれた見出しになっています。
とても参考になります。
時間を失ってでも読むメリットをだす
メールを開いてくれたとしても、メリットがなければ続きを読むことはありません。
文章を読むためには、時間を消費します。
メールを読んでもらうためには、「大切な時間を消費してもいい」と思わせるだけのメリットが必要です。
メール本分の冒頭のほうに、必ずメールを読む「メリット」を提示してください。
このメールを読んだらどうなるのか?何かお得な情報があるのか?読むと未来は変わるのか?
たとえば、
・まだ誰にも知られてない観光スポットを紹介
・ホームページ改善のコツをこっそり教えます
などなど。メリットを感じるほど続きを読み、最終的に成約率につながります。成約率を左右する重要なポイントです。
考えさせる難しい言葉は使わない
ついつい専門用語を使ってしまうことがありますが、とにかくわかりやすく、誰でもわかる言葉でメールを作ってください。
小学5年生でもわかる。これが理想です。
難しい表現をすると、手がとまります。続きが頭にはいりません。
場合によってはググったりして、色々検索している内に違う情報に興味が湧き、続きを読まれなくなります。
誰にでもわかる簡単な言葉にするのが基本です。読者を迷わせないように注意してください。
とってほしい行動を明確にする
何をして欲しいのか、具体的にしてください。ここがあいまいだと、行動を起こしてくれません。
・電話をかけてもらい、お店の予約をして欲しい
・アンケートページでアンケートに答えて欲しい
目的は色々ですが、とってほしい行動を具体的にしてください。
また、「行動をとるための理由」もあると効果的です。
・予約が取りにくい状況ですので、お早めにご連絡ください
・アンケートにお答えいただいた方には○○をプレゼントします
など、今すぐ行動しなければいけない理由が明確なほど、行動にうつしやすいです。
さらに詳しく知りたい方は、【集客コピーライティング】人を集めるための文章3つの基本を参考にしてみてください。
まとめ
・パソコンの向こうにいる「人」を意識する
・タイトルには十分力をいれる
・時間を失ってでも読むメリットをだす
・考えさせる難しい言葉は使わない
・とってほしい行動を明確にする
いかがでしたでしょうか?
メルマガをただの「セールスツール」と考えると、読者は離れていきます。
コミュニケーションを楽しみながら距離を縮めていく。その先に初めて「セールス」があります。
順番を間違えないよう、注意してください。