コピーライターの阿江です。
「ツイッターをビジネスに活かしたいけど、何を書けば良いのか分からない」
「つぶやきが全然拡散されない」
そんな悩みありませんか?
ツイッターは、「拡散力」を持っている優れた場です。
気軽にシェアができ、シェアされると、フォロワーのそのまたフォロワーまであっという間に広がってゆきます。
そんな強い拡散力を持つツイッターですが、大勢いるユーザーのほとんどは、文章なんて学んだことのない素人。
つまり、
ほんの少しだけコピーライティングを意識しするだけで、シェアされやすくすることができるのです。
今回は、ツイッターでシェアされるための文章の書き方をご紹介します。
ツイートのほとんどが読まれない
「ゆるい」
「何となく」
「時間が空いたから」
これは、ユーザーがツイッターを利用するときに多い動機です。
ガッツリ情報を取りに行くわけでも、目的があるわけでも、事細かく読みたいだけでもありません。ただただ、通勤中や、昼休みなどのスキマ時間に「暇つぶし」として利用されるのです。
そんな「暇つぶし」のユーザーが、タイムラインに流れてくるツイートを、一つ一つじっくりと読むことはありません。
「ツイートすれば見てくれる」
「ユーザーの目に止まる」
そう、これは誤解なのです。
実際は、タイムラインに流れてくるほとんどが流し読みされています。
もし、あなたがツイッター上でシェアされたいのであれば、まずは流し読みしているユーザーを振り向かせる必要があります。
ユーザーの目を一瞬で釘付けにし、あなたの文章に引き込む。
これが、情報拡散の第一歩なのです。
興味を惹く文章4つの基本
「読まれないのは分かるけど、興味の引き方が分からないんだよ」
そんなあなたのために、「人を惹きつける文章4つの基本」を今からお伝えしていきます。
違和感を使う
人は、違和感のあるものに惹きつけられます。
1つ例を挙げましょう。
下記の図を見てみてください。
0000000
0000000
0000000
ただ「0」が並んでいるだけですよね。
どこか特定のところに目が惹かれることはないと思います。
では、こうすればどうでしょうか?
0000000
0100000
0000000
あなたは、数字の「1」に目がいったのではないでしょうか?
人間は、規則正しく並んでいるもの、当たり前のものを目の当たりにしても、何も感じません。しかし、一つだけ不規則なものがあると、思わずそこに目がいってしまいます。
これが、「違和感」。
違和感を上手く使うことで、ユーザーの目線を釘付けにできます。
ツイッターのタイムライン上で、簡単に違和感を生み出すには、他のユーザーがしないことをするのがオススメ。
たとえば、
ちょっとした一言だけの短いツイートが多いタイムライン上に、
・140字目一杯書いたツイート
・画像を入れたツイート
・改行を駆使したツイート
が流れてくれば、違和感は生まれ読まれやすくなります。
反社会性を使う
お次は、「反社会性」。
たとえば、
「医者が儲ける裏側を暴露」
「あの高級商品の驚きの原価」
「ニュース番組がツイート画像を無断使用!」
こういったニュースや記事はよく読まれます。人は、普段聞けないことや悪いニュースが大好きなのです。
炎上がツイッター上で多いのもこれが理由の1つ。
もちろん、炎上するほどのことを書くのはオススメしませんが、
「ジムトレーナーが教える、トレーナー入らずの筋トレメニュー」
「素人でも再現できる超人気店シェフの秘伝レシピ」
「自社商品の自虐」
「え、それ言っちゃっていいの!?」
と、思わず驚いてしまうような内容を発信すると読まれやすくなります。
具体性を使う
「ラーメン食べた」
「旅行に行った」
「豆知識を試したら、効果があった」
何気ないツイートは、ただのツイートです。
ですが、具体性を入れることで、ただのツイートは誰かの役に立つ立派な情報になります。
「ラーメン食べた」
→「東京駅から歩いて5分の「こぴたつ」ってところでラーメン食べてきた!こだわりの鶏ガラを5日間煮込んだスープが旨いです。芸能人もお忍びで通うんだとか。」「乾いたタオルを頭に乗せてドライヤーで乾かすやつ試したら、すぐに乾いた」
→「乾いたタオルを頭に乗せてドライヤーで乾かすやつ試してみたら、本当にすぐに乾いた!今までなら20分はドライヤーを手放せなかったのに、かかったのはたったの5分だけ!やばい!」
- 場所の情報
- お店の名前
- 数字を使う
たったこれだけで、あなたのツイートが情報へと生まれ変わります。
ベネフィット
人が一番興味があるのは、自分の事。
つまり、ユーザーにとってベネフィットがある(役立つ)情報ならば、興味を持ちやすいということです。
また、ツイッターにおいて、シェアされる理由で多いのは、「情報が有益だから」という研究もあります。
なぜなら、シェアした情報に価値があれば、シェアした本人も、周囲から「これは使えそう」「役立った」「面白い」という賞賛を得られるからです。
「え、私はそんな良い情報を持ってないよ…」
そう思うかもしれませんが、安心してください。
相手よりも、たった25%だけ上回った情報量を持っていれば、それは役立つ情報になります。
具体的には、本を2,3冊読めば、それを知らない人よりも25%以上上回ることが可能です。
ここで気をつけるのは、感情を動かす言葉を入れること。
たとえば、
「痩せる」ではなく「モテる」
「時間が浮く」ではなく「自由な時間が手に入る」
相手が「なぜ」そのベネフィットを求めているのかを、ドンドン深掘りしていきましょう。
シェアの決め手は感情の動き
以上が、興味を惹く文章4つの基本でした。
この4つの基本を用いることで、今までよりもあなたのツイートが読まれる確率がグッと上がります。
確率は上がったのですが、ツイートが読まれるのは、ツイッターでシェアされるための第一歩。あなたは、まだ舞台に上がるテクニックを手に入れたに過ぎないのです。
テクニックだけでは人は動きません。
人が動くのは、感情が動いたときです。
それは、共感かもしれません。
それは、驚きかもしれません。
それは、笑いかもしれません。
いずれの感情にせよ、生み出すのに必要なのは、「誰」に「何」を伝えて、「どんな感情」を持って欲しいのかをはっきりさせること。
たとえば、
「言いたいことを言えない人」に「自分の考え」を伝えて、「共感」して欲しい。
たとえば、
「蜂蜜に興味ある人」に「食べる以外の蜂蜜の使い方」を伝えて、「驚いて」欲しい。
たとえば、
「仕事で疲れている人」に、「面白い情報」を伝えて、「笑って」欲しい。
あなたは、「誰」に「何」を伝えて「どんな感情」を生み出したいですか?
まとめ
今回は、ツイッターでシェアされるための文章の書き方をご紹介しました。「興味を惹く」「感情を動かす」の2つです。
ツイッターでは、たったの140字しか使えません。
たったそれだけの情報量で相手の興味を惹き、心を動かす必要があります。
一見、難しく感じるでしょう。
ですが、ツイッターの良いところは何度でもトライできること。
何度も何度もチャレンジして、あなたの文章に磨きをかけて下さい。